- メタバースって流行らないの？
- これからの需要はあるのか知りたい
結論から言うと、メタバースが流行らないといわれているのは、少し誤解があります。
流行る可能性も十分にあるとも言えます。
この記事では、メタバースが流行っていないと言われている理由やこれからの需要などを徹底的に解説していきます。
ぜひ最後までお読みください。
目次
メタバースって何?主なサービスを紹介
メタバースとは、アバター（キャラクター）を操作して、立体的な空間の移動、人とのコミュニケーションが可能な仮想空間のことを言います。
言葉の発祥はニール・スティーブンスの小説『スノウクラッシュ』に登場する仮想空間の名前からきています。
主なサービスを紹介すると、フォートナイトやThe SandBoxなどがあります。
https://www.fortnite.com/
メタバースが流行っていない6つの理由
この章ではメタバースが流行っていない理由について解説しています。
ここを読む事でなぜ流行らないのか理解を深めることができます。
それでは、解説していきます。
1.実用性がない
広く普及している、インターネットサービスと比較するとメタバースは一時的な話題作りだと思われているのが、要因の一つだといえます。
確かに注目はされてますが、実用面が低く、過去の仮想空間の失敗が影響しているのもあると思います。
例えば2003年にアメリカで誕生したセカンドライフは、大きな注目を浴び、日本でもブームとなりました。
しかし、それも長くは続かず1年程度で人気が落ちていきました。
理由としては、当時、高性能PCを所有しているユーザーは少な光回線も今と比較しても普及しておらず、回線の速度が不十分という理由が原因です。
上記のような例がある為メタバースも同じ運命を辿るのではないかと言われています。
2.セカンドライフが流行らなかった
セカンドライフとは、3DCGで構成された仮想空間のことで、その空間で人々が自由に楽しむことができるサービスです。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2201/18/news091.html
世界で最初のメタバース空間とも言われてるんだって
ピーク時には会員数が1,500万人に達し、デイリーアクティブユーザー数は100万人に上り、社会現象とも言える盛況ぶりを見せました。しかし、その後、ユーザー数は大幅に減少し急速に人気が落ちてしまいました。
このように、世界初のメタバース空間とされるセカンドライフが失敗に終わったことから、最近のメタバースブームも同様にいずれは衰退するのではないかという見方があります。
3.初期費用が高い
スマホやPCなどを使うメタバースもありますが、VRで環境を構築するサービスなどもあります。
2016年に様々な企業がVRヘッドセットを販売しましたが、価格が高価な為、トレンドは長く続くことはなく、予想以上の成長は見られませんでした。
2016年に発売されたVRヘッドセット「Oculus Rift」の価格は約10万円
このような、費用などのハードルの高さから、メタバースは普及しないと言われている要因の一つになっています。
4.危険性があると思っている
自身のアバターを作り、仮想世界で過ごすことに対して、「社会になじめていない」などの否定的な視点で見られるんじゃないかという
心理的な抵抗を持つ人も多いことからメタバースは流行らないと言われている一つでもあります。
5.META社の株価の暴落
Facebookの社名がMETA社に変わって以降、株価が暴落して、メタバースそのものが伸びないというのが根付いてしまいました。
もちろん、メタバースに関与しているのはMetaだけではありません
他の企業の動きも考慮しない限り、今後メタバースが普及するかどうかを判断することは難しいと考えられます。
6.周りの目が気になる
恐らく、多くの人々は、メタバース＝普通のオンラインゲームという認識があるからです。
しかし、NFTを使用することで、現実世界と同様な経済的活動を行うことが可能です。
NFTを知らない人もいると思うので、簡単に説明すると、NFTとは唯一無二のデジタルデータのことです。
簡単に説明すると、自分の所有しているデータを持っている事を正当に証明する事ができる技術である。
メタバースのメリット2選
1. 世界中の人々と繋がる事ができる
1つ目のメリットは世界中の人々と繋がれます。
メタバースを利用する事で、直接会わなくても、インターネットの環境さえあれば、自身のアバターを介して
言葉、表情、仕草を用いてコミュニケーションを行う事ができます。
このように、メタバースを利用することで、離れた人ともコミュニケーションをとる事が可能になります。
2.稼げる手段ができる
2つ目のメリットはお金を稼ぐ手段ができる事です。
メタバースでは、NFTや仮想通貨との融合により、お金を稼ぐ事が可能になりました。
具体的には、以下のような物を、日本円や他の仮想通貨に交換することができます。
- 土地（「ランド」と呼ばれる）
- メタバース内のアバター
- 家具やアクセサリーなどのアイテム
- 土地に建てた建築物やゲーム
これからメタバース市場は拡大すると予想されており、多くの人がまだ知らない今のうちに触っておくといいでしょう！
メタバースが流行る可能性4選
1.投資家が注目している
これは、一概には言えませんが。
投資家の方たちは、トレンドなどに敏感です。
もしかしたら、投資家が目をつければ＝流行る可能性があるとも言えます。
2.大手企業が参入している
ゲームなどのイメージが強いメタバースですが、最近では大手企業のビジネス活用が進んでいます。
実際にメタバースを活用している企業は以下になります。
- adidas
- NIKE
- ANA
様々な大手企業がメタバースに参入しており、新たな試みを行い成功しています。
3. 既に概念は定着している
メタバースという単語はあまり認知されていませんが
概念自体は定着しています。
例を挙げると、アメーバピグなどがあります。
なので、既にメタバースの概念自体はあって、日本人も多くの人が遊んでいた訳です。
言葉が新しくて受け入れづらくなっていますが、概念自体は既に浸透しているので、流行る可能性は十分にあると思います。
4. ゲーミングPCが普及している
メタバースを利用するには、デバイスが必要になります。
3D上の仮想空間を動かすので、高性能のPCが必要になってきます。
しかし、コロナなどの影響があったことより、ゲーミングPCなどの高性能PCが普及しています。
なので、PCで気軽に遊べるメタバースが浸透すれば、浸透しやすくなり、遊ぶ人も増えるでしょう。
メタバースの活用例2選
1.メタバースゲーム
メタバースゲームが普及すれば流行る要因の一つになるといえます。
簡単に説明すると遊ぶだけで仮想通貨が稼げるゲームの事を指します。
ゲームするだけで稼げるなんて怪しくない?と思う方もいるかもしれませんがNFT・メタバース界隈では有名です。
稼げる仕組みは遊ぶとトークンと呼ばれる通貨がもらえ、このトークンを仮想通貨に換金して稼ぐシステムになっています。
一例をあげると、歩いて稼げるゲームSTEPNというサービスがあります。
これは歩いて稼ぐゲームで、テレビやメディアなどにも取り上げられた事があります。
現在メタバースゲームはどんどんリリースされており、流行る前に遊んでいれば大きく稼げるチャンスもあると言えますね。
2. リモート会議
2020年に世界中で広がった新型コロナウイルスの影響で、メタバースは再評価されるようになりました。
よって、家にいながら買い物やイベント、旅行などを仮想体験できるメタバースが注目されており、導入する家庭や企業が増えました。
メタバースを普及させるには
1.言葉を定着させる
普及させるには、言葉を定着させることが重度になってきます。
上記でも説明したように、メタバース自体の概念は浸透していますが、正しく定着していないと流行らせるのは難しいと思います。
現状は胡散くささや受け入れづらいという傾向が見受けられます。
なので、PRなどで実際にこういうものだという伝える必要があるでしょう。
2.スマホで気軽に楽しめるようにする
現在、メタバースはVRやPCなどが必要で、一般向けに浸透させるの難しいと思います。
なので、スマホで気軽に遊べる必要があります。
一部スマホに対応しているゲームもありますが、まだまだ少ないです。
しかし、スマホ対応になれば話は変わってきます。
気軽に遊べるようになれば、浸透率も上がり流行る可能性は大いにあるでしょう。
3.NFTやゲームで知見を広める
メタバースに必須とも言えるのがNFTです。
NFTとはデジタルデータの所有権を証明するための技術の事をいいます。
以下のような物がNFTとして挙げられます
- 絵
- ゲーム内アイテム
現在はNFTが広く普及していないため、難しいと思う方もいると思いますが
将来的にはデジタルデータのNFT化が一般的になる可能性があるともいえるでしょう。
まとめ メタバースの可能性は十分にある
以上のことからメタバースが流行る可能性は十分にあると言えるでしょう。
しかし、まだメタバースはまだまだ浸透していない為、将来的にどうなるかはわからないですが、
様々な企業が活用しており、今後メタバースを利用した取り組みなどが期待されると思います。